大寒とは
骨折り損のくたびれもうけとはよく云ったもの。早朝から凍りつくような風が吹いている。せっせと植木を避難させて家の前の万年草にシートを被せた。足りない部分は発泡スチロールの蓋で代用。自転車もビニールカバーで覆う。九時すぎにパウダー状の雪が一瞬舞い降りた。そして深夜、雨もみぞれも降る気配がない。あまりに大袈裟な防寒対策が恥ずかしい。このところ胃の調子が悪く酒がまずいのは寒さのせいだろう。ガスストーブを点けると何か乗せたくなる。昆布と大根、ちくわ、卵を入れた巾着でおでん鍋。30分でできてしまうから消火。いやになるほどケチ。猫の夢ばかりみる。