損傷とは
ミミコ、おまえバカなの?朝8時50分に姿を見せたのでエナジーちゅ〜るを進呈し台所で缶詰を開けていると、当たり前の顔をして窓から入り込んで待っていた。よほどお腹が空いていたのかね。きまぐれはいつものことだけどさ、これだけ付き合っても行動パターンがまったく読めない。いったいこの家をなんだと思ってるのか。せっせとごはんの用意をするわたしを完全に下僕とみなしていることも、野良猫の自尊心を失わないことも許容範囲。しかしね、決まり事があまりにもなさすぎる。待ちくたびれてくたくたになっているこっちの気持ちなんかお構いなし。弄ばれても嫌われても、ひたすら待つ身の辛さ。時々ね、本当にあんたがうらやましい。