家族ごっことは


いじわるなのは5歳からでしょうか。一人でトイレに行けなかったし、お化け屋敷に入れなくて入り口の隅に隠れたほど怖がりの癖に弱い者いじめが大好きで、しょっちゅう弱い子を泣かしたものです。日曜日の昼下がり、飲み屋のカウンターで3歳くらいの女の子が愚図って甘え、ご機嫌取りの父親、しらけ顏の母親という構図があまりにクダラナイので、流し目で女の子に酷く冷たい視線を送り、たばこを吹かしてやりました。家に帰り、汗を流して近所に出直しです。店の良し悪しはお客さん次第。店主はその信頼に応えようと努力を惜しまない。遅れてきた家人と明日の結婚記念日に乾杯してたらマスターからお酒のお祝いを頂く。あったかい人です。