ごちそうとは
寝入り端に起こされた。ミミコのやつ、昨夜23時半に来てカリカリを食べている。七面鳥のテリーヌ1/2を出すと、ものの五分でかっこんで、闇の中へ消えた。それから眠れなくなって明け方までぼんやりしていた。とろろ昆布とおかかに醤油を垂らして二杯飲む。どこで買った物か、がごめ昆布入りと書いてあり、特有の酸味が少なくておいしい。子どもの頃はあまり好きじゃなかったけれど味噌汁が作れない時のお助けメニューだとわかっていたから、おいしそうに飲んだ。今ではご馳走に思える。昨日より一時間早めにいつもの店。黒板のカキフライに目が釘付け。五個は多すぎてOさんに一つ差し上げる。「あち〜!」うまそうに食べてくれた。