救急とは
迷った時の199番。知らなかった。向かいのお宅でちびっこパーティー、たまらず散歩に出た。近所の絵画教室の壁に貼られたマティス展のポスターを見ようと立ち止まった瞬間、ガシャン!!振り返ると目と鼻の先の角で自転車ごとひっくり返ったオッサン。頭打った?「大丈夫ですか?」意識あり、朦朧としてる。落ち着け。まもなく白髪の紳士登場。「取り敢えず自転車起こしましょう」スタンドがひん曲がってる。「迷った時のあれなんだっけ?」「199?」「あ、7199だ」オッサンの荷物や帽子を拾って日陰に避難させると「大丈夫ですから」と譲らないのでそのまま放置。15分ほどの間に通りかかった10人が見知らぬフリ。そっちの方が怖い。