反則とは
朝顔のつぼみは臙脂色。「残月」じゃないやい。種の袋の写真をにらんでぷうっと口をふくらませる。6月6日に買った時は20cm。一本の細い紐にぎゅっと蔓をからませ、わたしの背丈ほど伸びてくれた。「つぼみが7個」と繰り返し歌うようにつぶやいていたのに。えんじ色の朝顔かぁ。夜、いつもの店で「ポテサラ風おからサラダ」(相変わらずネーミングが下手)のお裾分けを頂く。食の細さを気遣ってか、その量に辟易。ぼんやりした味で醤油をかけたいけど隣りで監視されていてもぞもぞした。何も注文できないので山形栄光富士の限定純米大吟醸生原酒「菫露威吹」(よく憶えた)なんて飲んでしまった。ふくらかな果物の蜜の香りがおからで台無し。