葬儀とは
霧雨の朝。久々の喪服を着て千葉の葬儀場へ向かう。ぺたんこパンプスが足にぴたりフィットして歩きやすい。開式の一時間前に着く。見知らぬ親戚たちや孫兄弟と雑談。あまりに突然の死去で現実を受け入れられない家族の様子。親類たちは高齢化で義父をはじめ皆杖を持っていた。子供の中で最年長のわたしは黒子の気分でサポート役に徹する。約二時間の告別式を終え、マイクロバスで緑の森に囲まれた斎場へ。ノンアルコールビールで会食。雨の山中で一服。滞りなく骨上げをして葬儀社に戻り解散。家族だけで実家に戻り精進落とし。その他の雑種だったけどやっとアルコールにありつけた。ひとしきり酒を酌み交わし仏壇に手を合わせて帰ってきた。