高校時代とは


「肉はキライ」という随筆を女子高時代に書いた。木造校舎の階段下にあった屋根裏部屋のような部室。年上の先輩が一人もいないので新入部の一年生10人くらいでジャンケンをして部長を決めた。勝負事に弱いわたしが貧乏くじを引く。コピーが普及していなかった時代、各々が書いた作品をガリ版で刷っていた。白衣代わりに割烹着。この作業たのしかった。他には読書会、そして年に一度小冊子「本流」を発行した。表紙のイラストは私たちが密かに「椿の花」と呼ぶトイレットペーパーから頂く。秘密と渋さを好んだ文学少女たちの片鱗が窺えるひとこま。懐かしいハナシ。今日は久々におからを炊いた。これが当分の主食。まったく成長してないな。