故郷とは
気になっていたことをようやくひとつ片付ける。三回忌の引き出物がクッキーとコーヒー、紅茶などの詰め合わせだったので、大袈裟な箱から取り出して包み直し、実家の隣りの奥さんに送る。今年の正月、叔父の葬儀の際に連絡して訪ねる予定だったが過密なスケジュールと履き慣れないヒールのせいで歩くのも困難になってしまい失礼した。もう実家もないから墓参りという口実で行くしかない。彼女には感謝してもしきれないほど世話になった。父の死から10年間、実家へ行く度に他愛のないお喋りをして随分助けられた。多い時は年に6、7回も行ってたのだから会えなくなるとさみしい。手紙を書くのが遅くなってしまったが、みなさまお元気で。