生ける化石とは
気がつけば12月も半ばすぎ。駅前広場のメタセコイアが電飾でライトアップされていました。10階建てのビルほどの高さのクリスマスツリーは金色に輝き、時折青い星が流れる演出です。秋に紅葉することから曙杉と呼ばれるこの木は杉並区のシンボルツリーでメタセコイアとは「絶滅した後になって発見された杉」という意味らしい。中国で発見され日本に渡来したのは1950年というから歴史はそう古くない。思い起こせばかれこれ40年前、この街に住んでいた頃にもヒマラヤ杉と並んで円錐形のこの木があったが、今程の大きさではなかったような気がする。イルミネーションが始まったのは29年前だそう。去年とは違う灯りに年の瀬を思う。