薬湯とは
引っ越してから三ヶ月半。初めて近所の銭湯へ行く。昭和の風情を残した昔ながらの銭湯。ここは月・火が休み、水曜は65歳以上が100円なので混雑は必至。そんなわけで行きそびれた。今日は歯医者の予約が18時半なので、たっぷり時間がある。16時15分に女湯の暖簾をくぐる。先客は5名。ぬるい薬湯に二度浸かる。褐色で無臭だがりんごの湯らしい。たっぷり一時間の入浴。ポカポカしたまま歯医者へ。椅子に座ると寝落ちそう。お掃除、欠けた前歯の治療、フッ素を塗っておしまい。その後いつもの店へ。来年の熊手が飾られている。あれ?丑?まさか来年は年女?苦い笑いがこみ上げる。僅かながら御祝儀を。時短営業要請のせいか静かな夜。