トキ色とは

鴇が羽を広げたような空。なのに春雨が降り出した。チョコケーキを持っていつもの店。照れ臭い儀式を終わらせる。富山産だったかな、イキのいいスルメイカの刺身は透きとおっていて、弾力と甘みがあった。それからやっぱり行者にんにくの醤油漬け、連子鯛の開き焼きを頼む。一人では注文できないメニューばかり。雨のせいか親子連れも団体客も居らず、しっとりと柔らかな時間が流れていました。鴇の飛ぶ姿を空想しながら眠ります