梅仕事とは


大雨の朝。煙草を買いに行く途中の路地に大きな青梅がいくつも転がっていた。梅の木があるお宅は何年も放置されたまま、だが道端とはいえ他所様の物を拾うのはさすがに気が引ける。まあ然しこの雨に免じてお赦し願おう、という訳で傷みのなさそうな実を4つ拾ってきた。よく洗って乾かしてから塩とほんのちょっぴり残っていた焼酎に漬ける。しばらくすると梅酢が上がってきて、ぷっくら膨らんだ実にうっすら紅色がさし、見惚れるくらい美しい。これを見られたことに感謝。