秘密の花園とは


線路沿いにJRの管理する共同住宅がある。突如出現するクローバー畑と芝生の庭の奥にはビール工場を併設したカレー店やフルーツサンド専門のカフェなどが並び、週末には長蛇の列ができるほど若者で賑わう。先日、芝刈り機を振り回している体の大きな男を見てしまい、目を逸らして通り過ぎた。よもや芝に寝そべる親子連れに混じりたいとは思わないし炎天下で四葉のクローバーを探すほど酔狂でもないが今日隣町の駅前図書サービスコーナーへ行く途中に見ると満開の白詰草はきれいさっぱり刈られていた。わたしのヘビイチゴは昨日25個、今朝9個で五月の瓶は167個。全部で290個。午后から今年99歳の染色家『柚木沙弥郎のことば』を読む。