停滞とは


日記が遅れている。いつも頭の中がもやもやしていて考えがまとまらない。キーボードに向き合うと目が霞む。それでも何か書こうとすると愚痴ばかり浮かぶ。言い訳するのが嫌でパタンとノートパソンを閉じてしまう。五月の風や空や雲や朝の空気や初夏の木々の存在があまりに遠くて虚しい。そんな時は手仕事で気を紛らわせる。捨てようとしていた麻のシャツと木綿のスモックの前身頃を切り開いてミシンをかけ、ホックを付けて前開きにした。脱ぎ着が楽になって今の季節にちょうど良い。日中は暑いのに明け方は電気毛布を点けなくては寒くてたまらないのだから具合も悪くなる。節約のためとは云えインスタントラーメン半分の食事はかなしい。