不意打ちとは


息が止まりそうでした。午后三時半、あいつがごはんを食べて出掛けたので皿を片付けようと窓を開けて固まりました。ずんぐり大きなサバトラ猫がミミコの爪研ぎの上に座ってこっちを見ています。目つきは悪いものの性格は穏やかそう。体に比べて顔がバカでかいのでちょっと腰が引けます。あいつを付け回している雄猫でしょうか。それとも友だちでしょうか。微妙です。あいつは避妊手術をしているから雄猫に興味があるはずもなく、縄張り争いの厳しい野良社会では餌場の確保は死活問題ですから、ねだられてもぐっと堪えて「顔でか」に餌はあげませんでした。ちょっと気の毒です。明日も来るんでしょうか。