里山とは


きりっこ遊びを知ってますか?ムラサキカタバミの葉っぱを根っこから引き抜いて逆さまにし、3㎝ほどのところを折り、そのままぴ〜っと引っ張ると茎の中心の繊維だけが残ります。ふたりでお互いの葉っぱを絡ませてひっぱりっこをするのです。単純な遊びですが幼い頃、里山には豊かな自然があり、踊子草の蜜を舐めたり、お店やさんごっこをするとスベリヒユは「ごはん」だったりしました。田んぼへ行く途中でイタドリを齧ったり、レンゲの首飾りを作ったものです。今朝、玄関の前にしゃがみ込み「きりっこ」をしてみました。無性にかなしくておもしろくてヒヒヒと笑ってしまいました。大昔の記憶に支えられてやっと生きているなと感じます。