映画「山椒大夫」(1954年)を再見。かの有名な溝口健二監督を好きになれないのは、ひとえに田中絹代がキライだから。彼女を好んで使うのが戴けない。この作品でも田中が母玉木を演じている。この部分を無視(失礼な)すれば安寿役の香川京子は可愛らしいし厨子王の花柳喜章もハマり役。鷗外原作と大きく違うのは姉弟ではなく兄妹としたところ。これはキャストの年齢によるのか。後は原話の残酷すぎる場面を排除した原作を忠実に再現しているが、これを傑作と云うわけにはいかない。どうやっても鬱陶しく思えて仕様が無い田中の演技が癇に障る。唯一素晴らしいのは撮影の宮川一夫。そして助監督は「悪名」シリーズの田中徳三。
苦手とは


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