ウルフムーンとは


午后6時、東の空低く輝いているのは丸々と太った黄色の月。夜10時、東南の空高く昇った今年最初の満月は地球から最も遠いのだそう。それであんなに小さく見えるのか。迷うことなく光り輝いているが、じっと目を凝らしていると満月の夜には見えない星々が一つまた一つ、暗闇に姿を現した。そして懐かしい形がはっきりと浮かび上がる。オリオン。腰に並んだ三ツ星、右肩の赤い星ベテルギウス。左足の白い星リゲル。ベテルギウスとこいぬ座のプロキオンとおおいぬ座のシリウスで冬の大三角形も見つけることができ、小さな満月のお蔭で天体観測楽しかった。アメリカではウルフムーンというらしい。「ダンスウィズウルブス」狼と踊る男を思い出した。