今日の惑星とは
日没後、地平線の近くに金星。子どもの頃に生家の二階の窓から明け方に見た金星はソフトボールほど大きくキラキラ輝いていた。その距離があまりに近くて衝撃だった。記憶とは大袈裟なもの。天空を見渡せる場所に行けばもっと沢山の星が見れるだろうが、筋力の弱まった足で夜道の坂道を走る自信はない。切り取られた空で一瞬光る星があればよし。いつもの店で常連さん差し入れの蒸しじゃがいもを食べた。黄味がかってサツマイモのような甘みがある。添えられた種子島の塩を舐めながら岩手の酒。今朝、段ボールハウスを作り置いてみたけれどあいつは現れなかった。気まぐれだね。いや、別宅があるんだよ。