二年とは


ぶつぶつ云いつつ契約更新をしました。二年間という時間の重さが、若い頃に比ぶれば皺くちゃにしたティッシュペーパーの如くごみ箱にも入れずに転がっている、そんな感触で頼りない。夜空も満足に眺められない貧民窟のような環境に毎日ため息を吐き、一日中無表情で過ごすのは精神的にひどく苦痛であるけれど、ここから離れるためにはどれほどのエネルギーが必要か考えると、もうその力は残っていないのだから自分自身を変えなくちゃいけないと云い聞かせて頷くしかない。ただならぬ不安ばかりに支配されて身動きが取れないまま、じっと息を潜めて座っていると左のお尻がひりひり痛む。横になると動悸がする。立つとめまいがする。どうなっとるんや。