リラ冷えとは

寒暖差の激しいこの季節。北海道ではライラックが咲く頃に寒の戻りがあり、滝川市出身の俳人榛谷美枝子氏が「リラ冷え」と表現したのが始まり。それに目をつけ小説のタイトルにしたのが渡辺淳一で、こちらが本家のように思われてるのは気に入らない。若かりし頃に少しだけ北海道に住み、その雄大さと雪国の過酷さを嫌になる程思い知らされた。けれど長い冬を越えて一斉に花々が咲き出す五月の景色はまるで別世界、いや天国のようにも感じられた。今も想い出すのは地平線に沈む真っ赤な夕陽、3mはあろうかという雪の壁が延々と続く道、そしてライラックの甘い香り。仏語でリラと呼びたいところだけどライラックの方が一般的だろうな。

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