終章とは


行脚記録最終章。10年前に父が死んで以来、一年に6回から7回(多い時は8回)通い続けた150Kmの距離。いつだって苦しくて辛くて泣きたいことだらけだった。今回はもう実家の後片付けの心配もなく独り気ままなぶらり旅だが、何せ電車の乗り継ぎが悪いので緻密に予定を立て万全の準備で出掛けたのに次々と青天の霹靂に見舞われた。常に心此処にあらず。あ、嬉しいことが一つ、帽子は東京駅に収容されていて宅配で送ってもらった(手数料850円!安!)。もう次はないかもしれないけれど、今度こそ何も予定を立てずに行こう。あれから心の均衡が崩れっぱなし。とにかく独りになりたい。先ずは柚木さんにお礼の手紙を書こう。それでおしまい。