金木犀の酒とは


朝焼けの富士山がきれいだ。今朝の東京は10.9℃。もう秋なんて云ってられない。トレーナーや毛糸のカーディガンを着込んで火燵に潜り込んでも寒いくらい。今朝5時、南東の空にオレンジ色のふくよかな三日月をみた。目が悪くて輪郭すらぼやけてしまうのに、その光をしっかり受け止めることができる。このところ日々のあれこれが上手くいかず、常にぼんやりしている。一度に3つ4つのことができたのはもう昔の話。たったひとつのことでもオロオロしてやり遂げられない。これを老化と呼ぶのかどうか。個人差はあるだろうが、思い通りに体がついていかない。金木犀の二度咲きがはじまり街に甘い匂いが漂う。桂花陳酒を懐かしく思い出した。