いのちとは


昔から女流作家が好きだ。最初は岡本かの子だったと思う。「老妓抄」「河明り」いちばん好きだったのは「鮨」という短編。次にのめり込んだのが倉橋由美子、そして金井美恵子、アゴタ・クリストフこの三人の作品は全部読んだ。他に尾崎翠、斎藤綾子、幸田文、山本昌代などを好んだ。石牟礼道子はまったく読んだことないと気づき、評判の良い池澤夏樹との対話集「みっちんの声」と「食べごしらえおままごと」を図書館で借りてきた。「食べごしらえ‥」を少し読んでパタリと本を閉じる。なにか得体の知れない生命力の強さがわたしにはオソロシすぎて手に負えないと感じた。体調のいい時に対話集をゆっくり読んでみよう。