ヒヤリとは


流しの排水溝をスポンジノズルで掃除していたらスポンジがズボッと抜けてしまった。ピンセットでつまんでぎりぎりのところにはまり込んでいて取れない。背筋が凍りつき、水道は水道屋…などとブツブツ呟きながら暗澹たる気持ちになっていたら、家人がネジをひねって排水ポンプを外し、難なく外して取り出してくれた。さすが、冷静だ。わたしひとりだったら間違いなく不動産管理部に電話していただろう。そんでもってイヤミな水道屋に冷たくあしらわれて高い出張費を払わされていたはずだ。いやはや。流しの下に収納していた使わない皿などの整理ができて気分も晴れた。