眠りとは


朝6時半前、みぞれが降っている。始発のバスがぎゅうぎゅう詰めなのに感動してる場合じゃなかった。東京駅で観念する。腹痛と空腹とめまいが混在し、普通列車を諦め新幹線に乗り込んだ。予定より1時間早く目的の駅に到着し『無意味の祝祭』に没頭する事で正気を保つ。そして兄と合流、母のいる病院へ向かった。元気な顔、素直によろこぶ穏やかな顔にひと安心し、今後の成り行きを話し合う。急いですべき事は山ほどあるが、まず自分の体をきちんと治さなくては。兄に重荷を押し付けて高速バスで帰京。夜、血尿がきれいな色に戻った。