ひとりの時間とは


からだがぶっ壊れてしまったよう。実家の庭から根っこごと抜いてきた三つ葉と青紫蘇とイタリアンパセリと分葱を植えて、箱庭に緑が増えた。雑巾がけと洗濯、届いた荷物の整理、戴き物の小松菜を茹でて胡麻和えを作ると正午の鐘が鳴った。朝から紅茶しか飲んでない。アメリカの絵本画家ターシャ・テューダーの番組を見ながらビール。92歳で亡くなるまで広大な庭に花を育て自給自足の生活をした彼女の言葉。歳を取るのがたのしく、今がいちばんしあわせだと語るその顔はうつくしい。一年分の蝋燭千本を手作りしている姿がかわいらしく優雅で、強い人だなあとうれしくなった。