月と暮らすとは
雨は一日降り続いた。昨日ほどではないにしろ、気温が20度に満たない。かろうじて部屋は24度、快適なはずなのに寒い。月と親密な付き合いをしてきた日本の様々な行事を特集した番組を見た。下弦から朔までに切った新月木、十三夜の月の夜に子供たちが近所の家を回って藁の棒を叩き豊作を願う唄を歌う、26夜月には沖縄で綱引き祭り、高知の満月の夜に咲く月光桜など、他にもイメージ戦略だろうと思えるものも数々あった。少し調べたら岐阜や長野には三日月信仰というのがあって、初めて見える月を待ちわびる人たちがいるということがうれしい。たぶん明日の夕方、晴れたら西の空に細い月が浮かぶ。