友だちとは


シジュウカラは夜明け前に鳴く。おそらく隣りの空き家で旺盛に咲いている夾竹桃の木に来ているようだ。この間、近くの電線に留まってる姿を見かけた。オスかメスか見分けはつかないが、声からしてもあいつに違いない。ひとりぼっちなんだろうか。うっすらと夜の闇が解けていく頃ツーツーピィーツーツーピィーと澄んだ高い声が聴こえてくる。早起きが過ぎる。猫の額ほどの庭に米粒を撒いているけれど雀は寄りつかないし、シジュウカラは昆虫を食べるから地上には降りてこない。それから近所のキジトラ猫は優しそうなおじいさんから毎朝夕にごはんをもらっている。三毛は首輪をしてたから飼い猫。この家に来てからなかなか友だちができない。