発散とは
道端で死ぬ、そんな気がする。何年ぶりだろう、歩道に倒れて若いカップルに心配された。それがまた悔しくてくやしくて。何でこんなことになったかっていうといつもの店が親子連れでにぎやかなことこの上なしで、めし屋だから騒ぐのはいいんだけど、あまりに無神経な母親と野放図な子供たちに辟易して良からぬ思いに突き動かされた。日本酒一杯で席を立ち、その足でバスに乗って駅まで。おいしい焼鳥屋さんで大好きなJが来た頃にはすでに記憶が薄れてる。満足したのはまちがいないけど道に倒れちゃダメでしょ。財布にほとんどお金入ってなくてよかった。