追悼とは


「清く 気だるく 美しく」がモットーだった柳家喜多八師匠が亡くなって七ヶ月。癌で闘病中とは聞いていたけれど、享年66歳は早すぎる。録画してある『落語研究会』の「二番煎じ」を折にふれて聴くのだけれど、辛くて最後まで見られないままだ。去年の一月『柳家喬太郎の藝賓館』での「明け烏」はすばらしい熱演だった。今月25日20:00~20:55TBSのラジオ寄席で「あくび指南」が聴けるらしい。大好きな人たちがどんどん遠くへ行ってしまう。しっかりと大事なことを見逃さないように、ぐずぐずしてはいられない。