妄想とは


いつも夢に引きずられてしまう。猫の日から毎日のようにマティとグイドが夢に出てきて奇想天外な大冒険が始まる。目が醒めるとヘトヘトに疲れ切っていて、いつまで経っても夢から抜け出せずに動悸が治るまで反芻するのだけれど、残っているのは猫たちの柔らかな毛並みと温もり、そして悲しみ。現実に戻れなくて家の中をうろうろする。ボヤけた頭で洗濯と布団干しをする。今日やっと太ももの筋肉痛がなくなった。少しだけ散歩をして歩数計を見ると4,000歩。これが限界のようだ。誰もいない道ならいくらでも歩けそうな気がするけど。「ブッチャー・ボーイ」を読んでから少年フランシーの痛みが体から離れなくて別の本を読む気になれない。