ひとり飲みとは


もの哀しいのは夏至のせいか。朝、晴れていると思って布団や洗濯物を干すとパラパラ音がして大粒の雨が降ってきた。周章てていろんな物をしまう。正午すぎには本降り。しばらくして落ち着いた。夕方、にわか雨。おかしな天気。肌寒いような、蒸し暑いような、体温調節がむずかしい。ミミコはちゃんと晴れ間を縫ってやってきた。朝9時前に純まぐろ缶1/2とカリカリ。午后3時すぎに缶詰残りとカリカリ。霧のような雨の降る6時すぎにいつもの店。土曜日は家族連れでテーブルが満席になる。独りもんはカウンターでしずしずと飲む。気の合う人とそうでない人で態度がはっきり違う。話のできる人、できない人という違い。嫌な人とは目も合わせない。