模様替えとは


思いついたのは数日前のこと。寝しなに薄暗い部屋の中を見回していて、はたと気づく。衣類が積み上げられたまま片付かないのは、つまり抽斗が機能していないから。棚の上にあった缶入りの封筒や葉書、工具や裁縫道具などを抽斗にしまい、中に入っていた服を棚に乗せればよい。たいした量ではないのだから衣類は見える所に置いた方が扱いやすい。下着や靴下は余っている籠に入れ、棚板の位置を変えてブティックみたいに陳列しよう。久々にどきどきした。ついに今朝実行する。押入れの衣装ケースの整理も兼ねて部屋の模様替えは怒涛の勢いで完了。氾濫した衣類に呆然としながらも、やり終えた満足感に酔いしれ、あとは廃人同様となった一日。