犬の目的とは


ラッセ・ハルストレム監督を知ったのは「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」1985年。密かに傑作だと思ったのが「ギルバート・グレイブ」1993年。当時19歳のレオナルド・ディカプリオが知的障害を持つ弟役で圧巻の演技。好きになれないジョニー・デップもこの映画だけは良かった。トビー・マグワイア主演「サイダーハウス・ルール」も佳作。年末に撮った「僕のワンダフルライフ」を見た。少年に命を救われた犬が転生を繰り返し生きる目的を探し求めていく。この監督の手にかかると単なるお涙頂戴ではなくユーモアと皮肉が込められた夢物語となる。原題は「A dog purpose(犬の目的)」邦題が悪い。せめて「マイ・ワンダフルライフ」でしょ。