うらしま花子とは


老化と云うべきか劣化と云うべきか。これしきの体調変化で泣き言めいたことをつらつら書きたくはないのだけれど、人それぞれ多少の苦しみはつきもので、ただ精神的に弱っているとひたすら堕ちていくことに快感すら覚えはじめることへの恐怖を感じてしまう。世界なんてもうどうでもよくて、生きているという現実味がどんどん薄れていって、かすかな陽だまりすら憎らしくてたまらない。夢の中で苦しくてもがいてあっぷあっぷして、目醒めると白髪のおばあさんになっている。そんな自分を薄ら笑ってみた。