冬の匂いとは


東京の朝5時の気温8℃。居た堪れずに気合を入れる。い草カーペットを畳んで掃除機をかけたらアルミの断熱シートの上にホットカーペットを敷いた。カバーは去年捨ててしまったのでい草カーペットと木綿のキルトマットにしてこたつ布団をかける。洗濯と布団干しもして冬支度完成。正午すぎにはへとへと。あんなに寒かったのに汗だく。家人の食事の支度をするのもイヤになり、魚の缶詰とおでんのパックを出してから、胡瓜のぬか漬けと冷奴でビール飲んで夕方には寝てしまった。気づけば深夜0時、すっかり目が醒めて晩酌のつづき。つまみがなくて金山寺味噌を舐める。缶詰とおでんはそのままだった。部屋は柔らかな繊維に包まれ冬の匂いがする。